夏場の布団のダニに注意!効果的な駆除方法

布団-ダニ

昔に比べて、アトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくなどのアレルギー疾患に悩まされる人が、かなり多くなりました。このようなアレルギー疾患は、ダニアレルゲンとの関連性が非常に高いと言われています。

そもそもダニってどんな生き物?

ダニは、昆虫とはまた違う生き物で、クモ網ダニ目に属する節足動物の総称を言うそうです。大きさはほとんどが1mm以下です。ダニは種類が多く、日本では110種が確認されていますが、未知の種は50万種存在すると言われています。

ハウスダストに生息するダニは、多くがコナヒョウダニとヤケヒョウダニです。これらのダニは、粉塵中の人の垢やフケ、食品のクズなどを餌として繁殖します。特に、布団や枕などの寝具、カーペット、布製のソファー、ぬいぐるみなどに多くなっています。。

このような場所でダニが繁殖をするには、温度20~30℃、相対湿度60~80%のじめじめした環境が必要なため、蒸し暑いこの時期はダニが特に発生しやすくなっています。

ダニアレルゲンを除去するには?

きれいにしているつもりでも、布団の表面には100匹前後、布団の綿の中には10万匹がいるとされています。想像するとぞっとしますね。ダニの死骸や糞などもアレルゲンになるので、ダニを殺しただけでは効果はありません。

布団のダニアレルゲンの効果的な駆除のポイント

  • 日光干し
  • 風通し
  • 布団乾燥
  • 掃除機による除去
  • 洗濯
  • 布団クリーナー

最近では布団クリーナーをよく見かけるようになりましたが、布団クリーナーだけでは湿気を防いだり、汗による汚れを除去したりすることができません。寝具をこまめに干したり洗濯したりして、ダニを増やさないようにしましょう。
また、ダニは熱に弱く、50度以上で死にます。ただ掃除機をかけただけでは、生きているダニを吸い取ることはできませんが、布団乾燥を行った後に掃除機で吸い取るとかなり効果的です。しかし、布団乾燥機はどこの家庭にもあるものではありません。布団乾燥機がない場合は、コインランドリーの乾燥機を使ってください。コインランドリーには布団も洗える洗濯機があります。500円程度で使用できますので、数万円もする布団クリーナーや布団乾燥機を買うよりも経済的ですね。

ベッドだとマットレスを洗えない、日光干しが難しいという場合もあるかと思います。マットレスの上にはベッドパッドを必ず敷き、こまめに洗濯するようにしてください。また、マットレスは直接床に敷くと湿気がたまりダニが繁殖しやすくなります。すのこを下に敷くなどの対策をしましょう。

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