紫外線の影響と日焼け対策

紫外線

7月になり、日差しがいっそう厳しくなりました。海やプールへ行った後に、日焼けをしてしまい、痛い思いをしたことはありませんか?こんがりと焼けた肌は、夏らしく健康的に見えるかもしれませんが、日焼けをし過ぎると肌に大きな負担がかかってしまいます。

紫外線が与える影響

太陽光の中には、紫外線という目に見えない光があります。紫外線に当たることによって、人の体はビタミンDを合成することができるため、適度に太陽の光を浴びることは大切です。

しかし、浴びすぎはよくありません。紫外線の害としてあげられるのが「日焼け」と「免疫抑制」です。みなさんも経験したことがあるように、日焼けをすると肌が赤くなってヒリヒリしたり、水ぶくれができてしまったりします。さらに、慢性的な影響としては、シミ、シワなど肌の老化、皮膚ガンの発生、白内障の誘因などがあります。

また、過剰な紫外線を浴びた後は、免疫抑制になり、口唇ヘルペスなどの症状が現れることもあります。

日焼け止めを上手に選ぼう!

日焼け止めの容器に、「SPF」や「PA」と書いてありますが、これらは何を表しているのでしょう?

SPF

肌の炎症を起こす紫外線(UVB)を防ぐ効果を表す指標。例えば、SPF50とは、肌が日焼けするまでの時間を50倍延長できるという意味。

PA

肌を老化させる紫外線(UVA)を防ぐ効果を表わす指標。PA+~PA++++まで4段階ある。

日常生活では、SPF10~20、PA+~PA++くらいで十分ですが、海や山でのレジャーでは、SPF50、PA++~PA+++くらいの日焼け止めを選ぶとよいと思います。

弱い紫外線でも長時間浴びていると、強い紫外線を短時間で浴びたときと同じように日焼けします。油断をせずに、外での活動の際は日焼け止めをこまめにぬるようにしてください。

日焼けの後のスキンケア

日焼けの影響を後に残さないためには、日焼けをした直後のケアが大切です。

1.冷却する

日焼けをした日は湯船にはつからず、ぬるめのシャワーを浴びるようにしてください。その後は、水で濡らししぼったタオルや保冷剤で、ほてっている部分を冷やしましょう。ただし、冷やしすぎはいけません。

2.保湿する

日焼けした肌は、水分が奪われカラカラになっています。化粧水などで、しっかり保湿してあげましょう。でも、しみる場合は、無理に化粧水は使わず、皮膚科を受診してください。

3.水分補給をする

水分を奪われた体に、内側からも水分を補給してあげましょう。

4.たっぷり寝る

日焼けをした後は、体力を奪われて体が疲れています。肌の快復力を高めるためにも、たっぷり睡眠をとってください。

以上のようなセルフケアも大切ですが、日焼けはやけどと同じです。痛みが強い、水ぶくれができているなどの場合は、医療機関を受診するようにしてください。

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