とげの上手な取り方3ステップ

とげ抜き

先日、足の裏がちくちくしたので見てみると、とげが刺さっていました。小さなとげでも気になるものですね。とげが刺さってなかなか抜けず、苦戦したことは誰もがあると思います。抜けないと、「少し痛くても、そのうち抜けるかな?」と、放置してしまう人もいるようですが、本当にそれで大丈夫なのでしょうか。

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刺さったとげは、自然に出てこない!

「とげはそのうち出てくるから大丈夫」と聞いたことはありませんか?皮膚の表面の方に刺さったとげなら、皮膚の新陳代謝により自然に出てくることもあるようですが、これは運がよければです。「医者に行くほどでもない」と考え、放置してしまう人もいます。しかし、刺さったとげは、医者に行ってでも全て抜くようにしてください。

とげを放置すると・・・

  • 感染:細菌が傷口から入り、膿が出たり腫れてしまったりします。ひどいときには、破傷風にかかってしまうこともあります。
  • 痛み:どんなに小さなとげでも、刺さったままだと痛みを感じます。
  • 色がつく:外傷性刺青といい、鉛筆の芯などが皮膚の下に入ってしまい、表面から青黒く見えるものです。一度なってしまうと、一生消えません。
  • 人の身体には、異物が入ってきたらそれを阻止しようとする働きがありますので、「とげが刺さったままにしておくと、血管に入って心臓にささる」というのは迷信のようですが、とげを放置してはいけません。

上手にとげを抜く3ステップ

とげ抜き、50円玉か5円玉、氷、見えなければ虫眼鏡を用意してください。とげ抜きをする前に、感染防止のために石けんで手をよく洗います。とげ抜きは、消毒をしてください。

  1. あらかじめ患部を氷で冷やしておくと、痛みが軽減します。
  2. 50円玉か5円玉の穴からとげを出し、押さえつけると、とげが浮き出てきます。
  3. とげ抜きでとげを抜きます。必ず、刺さっているのと同じ方向から抜きます。

抜けなくなってしまうので、刺さってからなるべく早く抜いた方がいいのですが、慌てて爪の先で抜こうとしたり、こすったりはしないでください。完全に埋まってしまい、目で確認できない場合は、無理に抜こうとせず、皮膚科や外科を受診するようにしてくださいね。病院では切開をしてとげを抜くことになりますが、簡単に済んで消毒もしてもらえるので安心です。

ほかの方法として、梅肉やはちみつを患部につけるととげが出てきやすくなるということがいわれているようですが、感染して化膿してしまう可能性もあるため、あまりおすすめはできません。

とげが刺さってしまったとき、以上のやり方をぜひ試してみてください。

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