睡眠の正しい取り方

睡眠-正しい

日本人は世界各国の人々と比べて、ダントツで睡眠時間が短いと言われています。大学生の睡眠時間の調査では、他の国は平均で7時間以上寝ているのに対し、日本は6時間を切っています。また、慢性的な寝不足のせいか、体調不良を訴える人の割合も多いといいます。

週末に寝だめはOK?

「平日は忙しくて睡眠時間がとれないから、週末はたっぷり朝寝坊、お昼寝!」という人は多いのではないでしょうか。脳の中には、体の状態をコントロールしている時計があり、昼は脳や体を覚醒させる、夜は眠りに入るのに適切な状態にするといった役割をしています。この規則性をみだしてしまうと、さまざまな心身の病気の原因となってしまいます。

不規則な睡眠だと・・・

  • 動脈硬化
  • 突然死
  • 発ガン
  • 不安、鬱
  • 不登校、ひきこもり

などなど。

睡眠時間が短いのはもちろん健康によくありませんが、長い人も、早寝ではなく朝寝坊で時間を稼いでいる場合が多く、病気を引き起こすリスクが高まります。「夜に眠り、昼は起きている」という規則正しいリズムが大切なのです。

保育園の「お昼寝」は必要ない!

人は、年齢によって(個人差はありますが)適切な睡眠時間があります。保育園に通っている3・4歳くらいだと、まだまだ小さいのでお昼寝をしっかりしたほうがよい気がしますが、どうやらそうとも限らないようです。

個人差はあれど、3歳くらいになると、お昼寝がなくていい、むしろない方がよいお子さんもいるのです。どういうことかというと、お昼寝をすることによって、夜の寝付きが悪くなり、夜更かしになってしまう保育園児がいるということです。

お昼寝がない幼稚園児と比べ、保育園児は朝の登園渋りが多いという統計結果があります。足立区の保育園で、お昼寝の時間をやめたところ、寝かしつけなくても早い時間に自分から寝る園児の割合が顕著に増えたそうです。

また、このような早寝の習慣は、思春期の頃の精神的な安定にもつながっていくようです。早寝早起きの習慣が小さい頃からあるお子さんは、不登校やひきこもりになりにくいとうデータがあります。

ちょこちょこ寝るのは体によくない!

睡眠時間を分散させるのは、子供に限らず大人にとってもよくありません。大切なのは「夜眠り、昼起きていること」です。

忙しい毎日を送っていると、なかなか難しいことかもしれませんが、ぜひ、早寝の生活に変えてみてください。きっと自分にとっても家族にとってもいいことがたくさん起こるはずです。

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