小学生の保護者に知ってほしい!早退時のお迎えの電話を掛ける保健室の裏事情

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12月現在、インフルエンザや胃腸炎が大変流行しています。私の勤務する小学校は、多い日だと3~4人以上もの子供が体調を崩し早退します。小学生のお子さんをお持ちの方は、仕事中に小学校から電話があり「ドキッ」としたような経験があるのではないでしょうか。今回は、小学校の早退にまつわるあれこれを書きたいと思います。

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子供を早退させる基準は?

 

学校から連絡があって、急いでお迎えに行ったらたいしたことがなさそうで、「この程度で早退させるの?」と思った経験はありませんか?実際に経験がなくても、そう感じてしまう気持ちはなんとなく理解できますよね。保護者の方にお迎えをお願いしたくて電話をしたときに、「お迎えって行かないとダメですかね?」とか言われたり、迎えには来てくれてもため息をつかれたりしてしまうこともたまにあります。

ちなみに、小学生は安全への配慮から「早退するときは必ずお迎えにきてもらう」ということが学校のきまりになっている場合がほとんどです。ですから、保護者の方がお忙しいのは重々承知しているのですがお迎えをお願いする他ありません。

しかし、実は子供を早退させる基準ははっきりとは決まっていません。そのときの子供の状態はもちろん、感染症の流行状況によっても左右されます。

早退になることが多い体調不良のケース

  • 発熱(平熱にもよるが37.5℃以上)
  • 嘔吐
  • 腹痛や頭痛等の症状が改善しない
  • おたふくかぜ、水疱瘡など、感染症の疑いがある
  • (発熱等がなかったとしても)保健室で休んでも回復の見込みがなさそう

発熱の場合37度程度の微熱だと、経過観察しつつも、そのまま授業をがんばらせてしまうこともあります。しかし、今のようにインフルエンザが流行している時期は大事をとって早退させる場合も多く、保護者の方にも流行状況をお話してご理解いただけるよう努めています。

このような念のための早退をさせる場合、「おうちの方も忙しいのに申し訳ないな」と思いつつも電話をするのですが、時には、微熱でお迎えをお願いしたにも関わらず子供が元気そうにしていることもあります。子供に、「演技でもいいから具合悪そうにしてて!」と言いたくなってしまうこともしばしばです。

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意外と多い!早退するとわかっていて登校する子供

インフルエンザが流行する時期は、保健便りなどで「朝、体調が悪い場合は無理せず学校を休み受診してください。」と呼びかけているのですが、子供(もしくは保護者)の中には、休まず学校へ行くことに並々ならぬプライドをもっている人がいます。朝、まだ学校へ来たばかりでランドセルを背負ったままの6年生の男の子が保健室へ来室しました。

私 :「こんな朝早くからどうしたの?」

子供:「頭が痛いし喉も痛いしだるいです」

私 :「!?」「家を出る前から具合が悪かったってこと?家で熱は測ったのかな?」

子供:「38.0℃でした」

私 :「ダメじゃん!!!!」

おうちの方もすぐに早退になることを承知で送り出したようで、連絡をするとすぐにお迎えに来てくれました。この日の学校での滞在時間はわずか30分!

お迎えを待つ間、その子に「なんでそんな無理をしたの?」と聞くと、「6年間で休んだことが1回もないから」と言っていました(ちなみに、皆勤賞の表彰などは行っていません。こんな無茶をしなくても・・・)。

この男の子は、次の日も熱があるにも関わらず登校して、すぐに早退させられるということを繰り返しました。驚くのが、このように「早退するとわかっていて登校してくる子供」がこの子だけに限らないということです。学校に休まず来るのは良いことですが、健康第一で無理をしないでほしいです。

子供を早退させるときに学校が1番困ってしまうこととは?

忙しい保護者の方に迎えに来てもらわなくてはいけなかったり、体調が悪くても学校へ来てすぐに早退する子供がいたり、いろいろなご家庭があるので子供の早退についてその都度困ってしまうことはあります。

ですが、そんな中でも子供を早退させる際に学校が(というか保健師の私が)1番困ってしまうのは、「保護者の方と連絡が取れないこと」です。たとえ、忙しくてお迎えが遅くなってしまうとしても、お預かりしている大事なお子さんの様態を保護者の方に伝えることができると責任を一つ果たした気がしてホッとするのです。

また、体調が悪くて保健室で休んでいる子供も「時間がかかってもお迎えに来てもらえる」「あと2時間したらお迎えが来る」と分かるだけで、安心した気持ちで待つことができます。

学校には「保健調査票」という、子供の健康状態や緊急連絡先を書いた用紙を提出していると思います。子供が早退をする際は、そこに書いてある連絡先をもとに保護者の方に電話をしますが、ときには、緊急で連絡をしたいのに全くつながらないということもあります。

例えば、仕事中は携帯を見られないのであれば職場の連絡先も書いておく、父母だけでなく近くに住んでいる祖父母の連絡先も書いておくなど、必ずご家族の方どなたかにつながるよう配慮して連絡先を書いてほしいと思います。連絡がつながるだけで、お子さんはもちろん、学校側も、そして保護者自身も安心することができるのですから。

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